2012年2月9日木曜日

クリエーターとして、一番やりたいこと

90年代半ばにコンプティークで連載されていた「エデンズ・ボウイ(天王寺きつね作)」を古本屋で買って読み始めた。あれから20年。今でも当時とまったく同じように心ときめく、素晴らしい漫画だ。

和製ファンタジー&ボーイミーツガールは私たちの世代のひとつの原点だ。まだセカイ系だの萌えだのが無かった頃。今時そんなものを商売で扱うのは無謀だろう。けれどいつかは、本気で大きなものを作ってみたい。まったりと、しかし火のような情熱を持って。クリエーターとしての野心です。自分が出来るのは音関係だけなんだけどね。同じ志の方、一緒にやりましょうよ。

そういえば久しぶりに仕事で曲を作る機会があって、中々楽しかった。そして、自分で作ったものを自分でも気に入った(すごく大事なこと)。でも10年前のように、スタジオのようなところでずっと閉じこもって作業するのはもうご免だ。最近はipadでも使えるなツールが増えてきたようなので、そういうの使って喫茶店や電車の中でちまちま作ってみたい。

7 件のコメント:

  1. 和製ファンタジーとボーイミーツガールってもう言葉だけでテンション上がるねw
    いつかラピュタ的なものは作ってみたいなぁって夢想はするなあ。
    誰が見ても面白いと思える正統派の活劇。

    でも作るの絶対難しいよね……。
    どんなに工夫してもどっかで見たアレになりそう。

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  3. べつにどこかで見たのになってもいいじゃないか。

    中年を迎えてよかったことって、若い人が縛られているような
    良識から自由になれたことだと思うんだ。
    何と言われようがこれをやるぜ、みたいな。
    若い頃はどうしても他人と比較してばかりだからなあ。

    だから飲み屋でテンション上げて、その勢いでやっちまった!
    …なんて作り方が許されるのは、きっと四十近くなってからなんだよ笑。
    夢想は、大切に暖めようぜ(゚Д゚)

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  4. なんか勘違いされてしまったみたいだけどw

    比較するのはいつだって他人じゃなくて、心の中にある原点じゃないか。
    上の例で言うなら、MOKUANさんの心の中でエデンズボウイが色褪せるくらいの何かを掴まない限り作り出す意味はないだろうし、俺の言った礼で言うなら、これだけはラピュタに負けてないというものがなければ長くて辛い完成までの道程を歩ききることはできないんじゃないか。

    送り出したモノを見た他人が「どっかで見たことある」というのはしょうがないけど、自分の心の中で「これなら昔見たアレの方が凄かった」だと寂しいじゃないか。

    「クリエイターとして一番やりたいこと」が、飲み屋でテンション上げてその勢いでやっちまった、のレベルなのは避けたいw そういうのが結果的に売れることは枚挙に暇がないけどね。

    >夢想は、大切に暖めようぜ(゚Д゚)

    これはもちろん全力で同意だだだ!

    ……でも俺どっちかっていうと和製ファンタジーより日常の裏側で誰も知らずに起きてる大事件、みたいなのが大好きだったりもするw
    通じるかしら。「ひとりぼっちの宇宙戦争」みたいなの。

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  5. なるほど。
    そういう考え方もあるんだな。
    ラスボスは腹中にあり、ってことか。

    >ひとりぼっちの宇宙戦争
    いいね!藤子の短編集の中でも一際印象に残ってるよ。

    あと、エデンズボウイも2巻以降は期待してた程でもなかった笑
    でもまあ面白いので最後まで読むつもり。

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  6. なんか今見たら自分の前の書き込みが妙に文章硬かった……。
    「~かな」って書いたつもりのところが何カ所か「~か」になってたせいか。
    変な印象を与えていたら恐縮なり。

    企画業とか文筆業とかは常にそんな気がする<ラスボスは腹中
    逆説的だけど、周囲がどんなにコレいけてるすげー面白いって思ってくれてても、自分の腹の中で「なんかちがう……」と思ってたら最悪途中でやめちゃったりすると思うので。
    でも実際には持ち上げられたら気持ち良く突っ走っちゃうはずだけどw アホだからw

    ああでも作曲も一緒だよねこれ、多分……。

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  7. いや、そういうバッサリとしたニュアンスの方が好感持てるよ。説得力あるじゃないか、俺はこの発言にきちんと責任持つぜ、みたいな感じで。

    とても理想が高いのだと思う。でもピンで物語作ろうなんて人はそのくらいじゃないとダメなのか。俺の場合は、誰かの物語に寄り添ったり、小じんまりしたものとか、そういうのを作るのが得意だからね。音屋さんにも色々な人がいると思う。

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