2011年11月20日日曜日

ファンより推しメン

バレーボール女子のワールドカップが閉幕した。
惜しくも五輪出場の切符は逃したものの、日本代表は世界ランキング一位と二位の
ブラジル、アメリカをそれぞれストレートで下している。
確かに今大会はブラジルが絶不調だったということもあるが、
三位の中国と最後まで競り合ったことも含めて、相当な自信になったのではないかと思う。
つまり”これはちょっと勝つのが難しいなあ”という
格上意識を持たなくてはならない相手がいなくなってしまったということだ。
横一線上に多くのトップチームがひしめいており、日本を含めたどのチームも
ロンドンでは金を狙える位置にいる。
これはすごく面白くなりそうだ。

代々木体育館のある原宿は職場(渋谷)の隣駅だ。
木曜日のドイツ戦の自由席(2000円)をローソンで購入、
いつもより早めにタイムカードを押していそいそと観戦に出かけた。
観に来てるのは8割が女性、しかも一番安い席だからなのか
女子高校生ばかりだった。
あまり男性には人気のない種目なのだろうか。

ちなみに私がバレーボールを観るようになったのは
ミズーリで過ごしていた頃。
大学のバレーボールチームが全米トップクラスの強豪だったので
ホームゲームは他の用事がない限り必ず応援に行った。
セレクションには見渡す限り広大な駐車場が満車になるほど
全米から高校生が訪れてきた。
けれども、そういう強豪のバレー部が要求するのはバレーの実力だけではない。。
特にその大学では、学力が上位10%以内をキープすることを義務付けられていて
最後までチームに残った学生は、抜群の成績と栄誉を手に入れ卒業していく。
米国のナショナルチームは知っての通り超人揃いなんだけど
彼女たちはバレーだけじゃなくて、皆一様にすごく賢いのだ。

ちなみに米国ではバレーボール=女子の種目だったので
そのせいか私も男子のバレーボールにはあまり興味がない。



今大会はあまり出番がなかったのだけど、迫田選手のファンなのです。
誰のファンかという話をしていると「へー、その子が”推しメン”なんですか」
と不意に同居人が口にした。
確かに女性の競技ともなると、プレースタイルだけではなく異性の好みも
多分に反映されてしまうのは止むを得ない。
「ファン」よりも、アイドルに使われる「推しメン」なんて表現の方がしっくり来るのかもしれない。

江畑選手の今大会での成長は著しく、すっかり木村選手と並んで
双頭のエースという貫禄がある。
とてもいい選手なので私も応援したいのだが、おかげで迫田選手の出番が
なくなってしまうのが少々残念だ。
今度は国内リーグの試合も観に行こうと思う。

2 件のコメント:

  1. 日本戦のチケットも割合楽に取れるんですね。以前たまたま時間の空きがあったので見に行こうと調べたら完売状態だった覚えがあります。ジャニーズコンサートが禁止されたからでしょうか。
    そのときは代わりに駒沢体育館で外国同士の試合を見たんですが、観客も100人くらいでそのうえストレート決着で1時間くらいで終わって、非情に寂しい思いをしました。

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  2. 日本以外の試合は本当に閑散としてるようですね。
    実はあれ、一日通し券な上に途中入退場も可なので
    出来れば休みを取って朝から見たかったものです。

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