2012年3月22日木曜日

君は春に雪を見るか

日中目が回るほど忙しいと、中期的に集中力を保つため、どうしても特別な気分転換が必要だ。特別とは云っても自分の場合、一つに食事をすごくよく噛んでゆっくり摂ること、一つに泳いだり走ったり運動をして汗を流すこと、そして読書。ゆったりした気分で小説を味わうことだ。
そういうわけで、日替わり定食を30分かけて味わった後、昭和女子大学そばのブックオフに寄ってみた。いくつか興味のあるタイトルはあったが、たまにはボリュームのあるものを読みたかったのでドストエフスキーの「カラマゾフの兄弟」を選んだ。かねてから読みたいと願っていた作品だ。

ドストエフスキーは非常に好きな作家の一人だ。敢えて一冊挙げるならば、やはり一番最初に読んだ「罪と罰」だ。私の中のイメージ、ラスコーリニコフの魂がソーニャに救われるエピローグは、常に瀕死の清顕を乗せた車に雪の舞う、あの彼岸的な情景に重なる。何だそりゃ一体どんなイメージだと思われた方には、映像で最も近いものは「オネアミスの翼」のラストシーンだと言っておこう。

すっかり更新の間が空いてしまった。
実は休日も近所の喫茶店にこもって、資料を脇に日がな小さなノートパソコンをカタカタやってたりするのだ。しかし、中々人様に読んで貰えるような文章なんて書けない(というよりも、好き勝手に書いたものをまとめるのが難しい)。私の場合、仕事などでも身内からは文章を貶められることが多い。こればかりは、とにかく書かなければ上達しないので、コツコツと自分のペースでやっていこうと思う。

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